山月記は青空文庫に
ここ数日、「現代文の教科書を持ち帰りませんでした」っていうメールが複数届いています。
だから、あれほど・・・
ただ、山月記に関しては、著作権の保護期間が切れたということで、現在、青空文庫に電子ファイルが上げられています。
今回、YouTubeに限定配信で上げている動画についても、山月記に関しては、古典と同じように、動画配信可能なので、来週作りたいと思っています。
著作権については、自分が演劇の台本を書く関係で、とても神経質な対応をこれまでもしてきました。
高校演劇の台本でも、たとえばギャグの借用とか、商品名とか、アニメのキャラクター名とか、台詞で引用する場合、ルールがあります。
著作物を作っている人は、それで生活をしているのですから、当たり前と言えば当たり前ですが、JASRACの対応始め、いろんな問題が存在しています。
私自身も、自分が書いた台本が、無断上演や無断引用や盗用がされたとしたら、それで生活はしていませんが、当然腹が立つので、当たり前なんでけどね。
日本の死後50年というのは、その作品があげる収益が、作家の子供の世代までは渡るように、というようなことが考えられてるとか、聞いたことがあります。
でも、今は、たとえばウォルトディズニーなど、巨大企業化した場合、企業の運営は50年では終わらず、アメリカでは著作権の保護期間が延び続けているようです。
みなさんは、教科書を忘れても、山月記なら、いつでもどこでもネットを通じて、無料で読むことが出来ます。
そして、私も授業動画をYouTubeにあげることができるのです。
そんな折、この著作権の問題も思い出して、少し考えてみてください。
と同時に、教科書は持ち帰れ!!と声を大にして言っておきます。